Glueの使用方法
1.グルーの使用方法と注意事項
施術時の理想内環境
1.室内温度
25〜28℃を維持するのが理想的
2.室内温度
55%(40〜70%)前後が理想
※同じ部屋でも1メートル離れているだけで温度と湿度が大きく異なることがあります。
ワゴンの上に温度計・湿度計を置いて確認してください。
- ■ 使用前には開封後でも必ず50回程度振ってください。使用していないグルーは分離している為、よく振ってからご使用ください。
- ■ 容器内のグルーの残量が少なくなると濃度が上がり付きにくくなります。開封後は1ヶ月程度で新しいグルーを使用するのが理想です。
- ■ グルーを付けすぎると反応が起こりにくくなり、接着力が弱まります。
- ■ グルーが少なすぎるとスライドがきちんとできなく、接着力が弱まります。根元からグルーを付けてください。
- ■ 十分な換気・高温な場所は避ける。
- ■ 室温・湿度が高いと表面だけがすぐに乾いてしまいます。
- ■ 逆に室温・湿度が低いと硬化が遅くなります。
※「シアノアクリレート」は空気中などにある水分に瞬間的に反応して硬化し接着します。 - ■ エアコンの風の方向・強弱にも気を付けてください。
使用期限
1.グルーは未開封の状態で約2ヶ月。※
開封後は約1ヶ月〜2ヶ月。
※正しい保存方法の場合。
2.新鮮な状態でも使用が理想なので、
1ヶ月で使い切る事でお勧めします。
未開封のまま1ヶ月以上保管の場合
- ■ 12℃前後の温度設定で保管してください。
- ■ 一般的な冷蔵庫では、温度が低すぎる為「グルー容器内結露」「低温状態」を引き起こしグルーが急激に劣化する可能性があります。
※なるべくならば温度差がない、日が当たらない場所に保管すること。
冬は大変乾燥している為、グルーの付きが悪くなりやすい環境です。
改めて施術環境の確認をお願いいたします。
2.劣化を早めない為の使用事項
使用のたびに確実にキャップを閉める
グルーを容器から出した後、ノズルからグルーがあふれ出てくるにも関わらず、すぐにキャップを閉めないこと。容器を斜め45度に傾けながらグルーがあふれ出なくなるまで待つ。
同時にキャップの内側にグルーが付着していないかを確認し、もし付着していれば確実に拭き取ってください。
同時にキャップの内側にグルーが付着していないかを確認し、もし付着していれば確実に拭き取ってください。
3.グルー使用方法
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毎回、キャップを閉める前にノズルのグルーと汚れをしっかり拭き取る。
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キャップを確実に閉めている状態。施術時も保管時も常にこの状態を保つこと。
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施術以外は必ず付属のアルミ袋(乾燥剤入り)の中に入れて劣化を防ぐこと。
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キャップが確実に閉まっていない為、容器内で急速に劣化が進んでしまう。
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キャップを閉めずに放置している。使用毎に必ず確実にキャップを閉めること。
4.グルー保存方法
グルーの容器は、少しの空気しか無いので、多くの水滴は発生しませんが、毎日、冷蔵庫に入れるとほんの少しの水滴が蓄積され劣化を早めます。
容器内部の結露って?
容器内部の結露とは、容器内部(暖)と外部(冷)の温度差で容器内部の空気に含まれた水蒸気が、冷蔵庫の冷たい温度によって凝縮し水滴となることです!
なぜ水滴がつくのか?
空気の中には水蒸気が含まれています。空気は、暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができます。
それぞれの温度で最大限含みうる水蒸気量の事を「飽和水蒸気量」といいます。
水蒸気をいっぱい含んだ暖かい空気が冷やされると余分な水蒸気が集まり水滴に変わります。
室温20℃の部屋には1m3あたり最大で17.3gの水蒸気を含んだ空気があります。それが、10℃まで一気に冷やされると1m3あたり9.4gの水蒸気以外は、水滴に変わります。この場合、7.9gの水蒸気が余分になり、水滴に変わります。
グルーの容器は、少しの空気しか無いので、これだけ多くの水滴は発生しません が、毎日、冷蔵庫に入れるとほんの少しの水滴が蓄積され劣化を早めます。
グルーの保管につきまして
冷蔵庫で保管されますと、暖(室温)→冷(冷蔵庫)の温度差により容器の内部に結露が発生いたしますので、グルーの保管は必ず冷暗所でお願い致します。